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執筆者の写真satomisasakims

【宇都宮で「LRTを活かしたまちづくり」についてお話を伺いました】

更新日:5月6日



  8月26日に開業したばかりで国内で75年ぶりの新規路面電車である宇都宮のLRT(Light Rail Transit)事業について、講義を受けてきました。グッドデザイン賞を受賞もしている、恵みの象徴「雷」をモチーフにデザインされた黄色の車体がまぶしく、新しい町づくりのシンボルとして親しまれてる様子が伝わってきました。


 ネットワーク型コンパクトシティを目指して、県内の拠点を結ぶ魚の背骨のようにLRTが東西に走る。そこから小骨のように各種交通機関と接続する、乗り換え施設(トランジットセンター)が設置され、そこに駐輪場や駐車場やバス乗り場がある。なんとそこの駐車場は今のところ無料だそうです。そして、民間バス路線はLRTの設置で廃止したり再編もしたが、今でも全体で年間1億円の補助金を出して維持しているそうです。また、70歳以上の方の外出支援として1000円で10,000円のポイントがつく「totora(トトラ)」という地域ICカードがもともとあり、そこにLRTからの乗り換え割引制度も導入、LRTを中心に総合的に市民の足を支える、太っ腹な仕組みに感動しました。



 初期にはLRT整備には賛否あったそうです。ただし、批判的な意見も提案として取り入れつつ、ヨーロッパにも視察に行って、”公共交通は公共インフラ”という考えや7割税金3割運賃で維持する公共交通のあり方に学び、信用乗車というシステム、停車駅の市民参画でのデザインなども取り入れ、合意形成が図られ、市民参画が促されていった様子も素晴らしいと思いました。


 LRT設置に関わらず、さいたま市の公共交通、町づくりにも活かせる視点を沢山いただいた気がしております。研修でいただいた資料を我が家の鉄道大好きの次男(小2)が食い入るように見ております!!「乗りたい」と言うので、今度連れて行かねば!!です。




#芳賀・宇都宮ライトレール

#芳賀・宇都宮LRT

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