さいたま市議会と福祉局、埼玉県ボッチャ協会との「インクルーシブスポーツに関する意見交換会及びボッチャ親睦会」が大宮区役所で開催され、参加してきました。市議会から約25名、福祉局から20名が参加してボッチャ協会の皆様も入っての混合チームでトーナメント形式でゲームを楽しみました。
まずは、さいたま市からインクルーシブスポーツについての市の取り組みについて、ボッチャ協会から障害者スポーツについて説明があり、意見交換しました。
私自身にとって新たな気付きだったのが、障害者スポーツ(パラスポーツ)は障害者の中でもスポーツが好きな方が参加しているのかと思っていましたが(そういう側面もあるとは思うが)、はじまりは、負傷兵の治療と社会復帰が目的であったと言うこと。「手術よりスポーツを」を掛け声で、小さな大会が次第に国際大会となり、パラリンピックがオリンピック終了後に同じ開催国で実施されることになった流れには、誰も取り残さないと言う根幹の理念に通じるものがあり、感動しました。
そして、2020年予定だったオリパラ開催に向けて、議員連盟も立ち上がって協働で準備を進めてきたこと、それが2021年に延期になり無観客になり、、その苦節を乗り越え、今新たに「ノーマライゼーション社会の推進」を掲げ「インクルーシブスポーツ」を普及させることで多様な立場や考えに寛容な共生社会を作っていくこと、そのことで障害者がスポーツをしやすい環境を作っていくことも目指して、活動が展開されていること。そしてそのムーブメントが、福祉局の若手社員を中心に自主的な動きとして芽生えていることに、また感動を覚えました。制度や仕組みも大事だが、社会の見方や価値観を変えていくことが福祉だなぁと改めて思わされました。
ボッチャは、最近は地域の社会福祉協議会でもさかんに普及されていて、高齢者の交流会、子ども会、チャレンジスクールとかでも実施されています。まさに年齢や障害の有無関係なく楽しめるスポーツ。勝っても負けても楽しい
一方で真剣にやれば、戦略やチームワークも問われる追求しがいのあるとても奥深いスポーツだと分かりました。
前日までは議会で喧々諤々やっていた執行部と議会でしたが(笑)、議会での会派や期数も超えて、楽しく交流し、親睦を深めることができました。議員有志の皆さん、福祉局やボッチャ協会の皆さん、ありがとうございました。
Comments