【8/25 神奈川リハビリテーション病院に行ってまいりました☆彡】

少し前になりますが、埼玉県議会の田並議員、小川議員と神奈川リハビリテーション病院(カナリハ)を視察しました。
カナリハは、神奈川県からの指定管理の第三セクターが運営する病院で、高次脳機能障害の子どもの回復期リハビリを備える全国でも貴重な病院です。埼玉県から入院・通院される方も多いと聞き、現場のお話を伺いに行きました。当日は古橋先生とソーシャルワーカーの中澤様にご対応いただきました。お話を伺っていると、なぜ小児の回復期リハビリが少ないのか少し見えてきました。
日本には「小児に特化した回復期リハビリテーション病棟」という診療報酬上の独立した区分がないそうです。そのため小児の回復期リハビリは①成人の回復期リハビリ病棟、②基幹病院などの大病院、③療育センター、④一般病棟など、それぞれ医療機関が既存の制度で工夫しながら担っているのが実情です。
しかし、当然子どもの回復期リハビリは、大人とは異なる専門性が必要。急性期の治療を終え、地域や学校での生活に戻るには、発達段階に応じた支援、家族への支援、復学に向けた学校との連携なども欠かせません。当然、必要となる人員や専門職も異なります。
カナリハは④の一般病棟を使いながら、小児神経科医が5名いて大人よりかなり手厚く看護師を配置、保育士も採用し、入院中の学習を保障する院内学級もあります。このように小児に必要な体制を独自に整えて年間約100名の子ども達を受け入れています。
この分野でカナリハと並んで知られる千葉県千葉リハビリテーションセンターは③の療養型リハビリテーション、また埼玉県立総合リハビリテーションセンターは、高学年以上のお子さんを①の大人の回復期リハビリ病棟で受け入れているのだと思われます。ただ、③の療育センターは、一般的には乳幼児や低年齢の子ども対象でどこでも受け入れられる訳ではないし、①には小児科医がいないので、身体の大きさが成人に近くないと器具や薬の処方も難しい、などそれぞれの仕組みに強みと限界があります。
一方、大人に比べて症例数が少なく、小児科医や保育士などの専門職を確保し設備を整えることは、医療機関にとっては経営上のハードルがある。そこにカナリハが使命感を持って取り組み、早くから家族会の設立もあり、小児の高次脳機能障害を診れる病院が少ないため患者が集まり、この分野に特化したい医師が集まり、専門性が引き継がれてきたことで、多くの子どもたちとご家族の安心につながってきた様子でした。
未就学児は親子入院ですが、それ以上のお子さんは、数か月に及ぶ入院中、保護者が通われるそうです。この日、私たちもさいたまから高速道路使って片道3時間強。ご家族の負担を考えても、埼玉県内の受け入れ体制を充実させる必要性を強く感じました。県議の皆さんとも連携し、埼玉県・さいたま市で何ができるのか考えていきます。
そして国にも、小児回復期リハビリテーションが適切に評価される診療報酬体系の構築を、是非求めていたいです。非常に学びの多い視察でした。引き続き取り組んでまいります。
神奈川リハビリテーション病院
千葉県千葉リハビリテーションセンター



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